サファヴィー教団
イランの神秘主義教団で、1501年に教団の長イスマーイール1世がサファヴィー朝を建国した。
イランの神秘主義教団(スーフィー教団)から起こったサファヴィー教団は、もとは14世紀前半にカスピ海西南岸のアゼルバイジャン 地方のアルデビールで、シャイフ=サフィー=アッディーンが始めた教団で、その名にちなんでサファヴィーという。はじめはスンナ派であったが、この地域はシーア派が多かったので次第にシーア派の神秘主義教団となり、政治集団化していった。民族的にはクルド系であったようだが、アゼルバイジャンはトルコ系住民が多くサファヴィー勢力もトルコ化し、キジルバシュという騎馬部隊を組織し軍事力を高めた。1501年、そのサファヴィー教団の長イスマーイール1世がサファヴィー朝を建国した。 → イランのシーア派