ソ連邦の
スターリン独裁体制のもとで始まった
第1次五カ年計画(1928~1932年)に次ぐ、
1933年から1937年にわたる、共産主義社会建設の第二段階。第1次が急速な工業化と農村の集団化を目指したため、餓死者を出すなどの問題があったことをふまえて、消費財生産などの軽工業部門の育成を目ざして始まったが、資本主義世界でのドイツなどのファシズム国家の出現などの新たな緊迫した情勢が生じたため、結局軍事物資中心の重工業生産重視に転換した。この間、
スターリン憲法を制定して、スターリン指導のもとでの一党独裁体制を確立させ、1939年から第二次世界大戦に突入することとなる。