タフト・ハートレー法
1947年、アメリカ議会で成立した法律。ニューディール時に制定されたワグナー法を改訂し、労働運動を制限した。
第二次世界大戦直後の
アメリカ合衆国は、大統領は
民主党の
トルーマンであったが、議会では
共和党が多数を占めたことで成立した法律。
ニューディール政策の一環として1935年に制定され、労働者に大きな保護を与えていた
ワグナー法を改定して、クローズド・ショップ(労働組合員だけを雇用すること)の禁止、ストライキやユニオン・ショップ(従業員に組合加入を義務づけること)の制限などを設けたもの。第二次世界大戦後の
アメリカの保守化を代表する動きであった。 →
労働組合