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国連カンボジア暫定統治機構/UNTAC

1991年、カンボジア和平協定によって、国連のPKO活動として設置されたカンボジア内戦収束のための国際機関。略称がUNTAC。

 1991年10月、パリで調印されたのカンボジア和平協定によって設立された国際連合の機関であり、その通称をUNTAC(アンタック)という。1970年から続いていたカンボジア内戦を終結させ、カンボジアに平和が実現し、カンボジア人による暫定政府が成立するまでの間、平和維持活動(PKO)としてカンボジアの統治にあたった。

日本の自衛隊を初めて海外派遣

 機構は軍事・行政・文民警察などの部門から成り、内戦で混乱したカンボジアの安定を実現する働きを担った。日本も1992年に国際平和協力法(通称PKO法)を制定し、自衛隊や文民警察を派遣したが、犠牲者が出ている。1993年、暫定統治機構の管理下での総選挙が実施され、5月に暫定政府が成立したので権限を移譲し、9月にカンボジア王国が成立した。 → 日本の自衛隊海外派遣
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