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砂漠化

無制限な耕地拡大、森林伐採などを原因とした環境問題の一つ。

 現在の環境問題のひとつであり、世界で年間約600万haの砂漠化が進行していおり、干ばつや食糧不足が深刻になっている。最も深刻な北アフリカのサヘル砂漠(アフリカのサハラ砂漠の南につながる地域)では、1970年、80年の干ばつによる餓死者が約100万人に上っている。中国では北京近郊にまで砂漠化進むんでおり、黄砂の増加は日本にも飛来して被害を出している。
・原因:焼畑による耕地拡大、放牧地の拡大、家畜の増大による牧草地の砂漠化、森林伐採による保水力の低下が考えられる。
・対策:緑化事業などを国際的な事業として続けることが必要。1994年には、砂漠化対処条約が採択(パリ)されている。しかし、砂漠化は途上国の人口急増、貧困と結びついており解決は多面的な課題があり、難しい。  
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