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ハリウッド

1913年以来のアメリカ映画製作の本拠地。

 1913年以来、アメリカにおける映画製作の本拠地となった。東部では映画を製作するときに特許権がうるさく、自由に制作出来なかったので、独立プロダクションの連中が、うるさい法律を逃れようとして、西部のロサンジェルス郊外に移ってきたと言われている。
 映画産業の発展にともない、ハリウッドは全盛期を迎えたが、戦後の50年前後にはマッカーシズム(赤狩り)の嵐が吹き荒れ、ハリウッドからチャップリンなどの多くの映画人が離れた時期もあった。その後、映画は娯楽の王さまとして大型化し、ハリウッド映画産業も巨大になったが、1960年代からテレビの普及が始まると、急速にその規模を縮小させていった。最近は、CGを駆使したスペクタクルが次々と作られているが、かつてのような手作りでピリッとした作品は少なくなっている。