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肥沃な三日月地帯

メソポタミアからパレスチナにおよぶ農耕文明の発生地域。

 メソポタミア-シリア-パレスチナを結ぶ三日月形をした地帯は、最も早く農耕文明が成立した地域であった。北部の山岳地帯と、南部の砂漠地帯に挟まれ、オリエント文明の中心となっている。その西側で地中海に面した地方はレヴァント地方と言われ、文明形成後はレヴァント貿易(東方貿易)がさかんに行われる地域となる。その東側はメソポタミア文明を生み出しこととなる。なお、この言葉は、アメリカの東洋学者ブレステッドが使ったもの。気候が温暖で、土壌の養分も多く、野生のムギ類が自生し、山羊などの草食動物が豊富だであり、そのような地域で前7000年紀に最初の農耕・牧畜が始まったと考えられている。 → 新石器革命

オリエント・肥沃な三日月地帯  (黒点は農耕遺跡の分布)
肥沃な三日月地帯
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第1章1節 ア.オリエント世界の風土と人びと