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新石器革命

紀元前7000年頃、新石器時代の開始によって獲得経済から生産経済に移行したこと。

 打製石器、骨角器を主な道具として狩猟採集生活を送り、獲得経済にとどまっていた人類が、穀類や根菜類を栽培し、家畜を飼育して食糧を生産する農耕・牧畜という生産経済に移行した。その変化は磨製石器土器の出現となって現れており、この新しい文化を旧石器文化に対して新石器文化という。また、狩猟採集生活を基本とした旧石器時代に対して、新石器時代という。
 その変化は、紀元前7000年紀のメソポタミア文明に始まったと考えられているが、人類最初の大きな変革であった。その変化が新石器革命であり、食料生産革命とも言われている。あるいは、農業革命という場合もある。ただし、農業革命という用語は、イギリスの産業革命と同時に起こった資本主義的農業生産の開始を意味する場合もあるので注意すること。
 新石器革命は緩慢な動きであったが、人類は農耕・牧畜社会に移行し、食糧の安定的供給によって人口を増加させ、都市や文明を生み出していった。
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ノートの参照
序章 イ.文化から文明へ