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トゥキディデス

古典期ギリシアのアテネの歴史家。ペロポネソス戦争の時代の歴史『戦史』を著述した。

 前5世紀後半のアテネの歴史家で、ほぼ同時代のペロポネソス戦争についての記録である『戦史』(『歴史』ともいう)を著した。その筆致は厳密・冷静で、客観的な歴史叙述が特徴となっている。初めは将軍としてトラキア遠征軍を指揮したが失敗し、責任を問われて亡命生活にはいる。ペロポネソス戦争敗北後にアテネに戻り、その歴史のあたったが、未完成のまま死去した。
彼の表記は原音に近いのはトゥーキュディデースであろうが、ツキジデスなどまでさまざまである。

戦史

トゥキディデスが著したペロポネソス戦争を中心とした歴史書。

 前5世紀後半のギリシアのトゥキディデスが書いたペロポネソス戦争を主題とした歴史書で『歴史』とも訳される。ヘロドトスの『歴史』と対比されるが、ヘロドトスの物語風歴史に対して、より正確で客観的な記述を心がけ、厳密な史料批判を行った上で論述し、自らが当事者であった戦争の真実を記録することを目指したものであった。
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ノートの参照
1章2節 コ.ギリシアの生活と文化
書籍案内

トゥキディデス『戦史』上
久保正彰訳 岩波文庫