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パウロ

イエスの使徒。小アジア、ローマで布教。

 パウロはユダヤ人で、ユダヤ教のパリサイ派に属し、イエスに敵対していたが、あるとき突然「なぜ私を迫害するのか」というイエスの声を聞いて、回心し使徒となったと伝えられる。
 彼はギリシア語を話すことが出来、ローマ市民権ももっていたので、小アジアの非ユダヤ人(異邦人)の間に初めてイエスの教えを伝えることができた。パウロによって非ユダヤ人にイエスの教えが広がるに伴い、イエスは単なる救済者にとどまらず、神そのものである、という思想も生まれてくる。そこから、この宗派はユダヤ教と決定的に違う「キリスト教」となり、民族の枠を越えた「世界宗教」へ脱皮していく。パウロはローマに行き、ネロ帝の迫害で殉教したとされる。なお、パウロは英語読みではポール Paul。
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第1章3節 キ.キリスト教の成立