印刷 | 通常画面に戻る |

外戚

中国の朝廷で皇帝の妃の出身一族のこと。しばしば政権に介入した。

皇帝の后である皇后の出身した一族のことを言い、特に皇太子が生まれれば、時期の皇帝の義父の立場となるので、皇后を通じて政治に介入することが多くなる。漢代には、宦官と並んで政治の腐敗の原因とされたが、その始まりは、武帝にあるという。武帝の皇后は衛皇后といったが、武帝はその弟の衛青をとりたて、最高の武官職である大将軍に任命した。その後、衛氏一族は大貴族にのし上がり、甥の霍去病も将軍として名をあげ、その弟霍光は武帝の次の昭帝の摂政となった。これ以降、漢では皇帝の母系である外戚が制度化され、大きな発言権を持つに至った。前漢を滅ぼした王莽も、外戚として勢力を伸ばしたものであった。
印 刷
印刷画面へ
ノートの参照
第2章3節 キ.漢代の政治