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老荘思想

諸子百家の老子と壮子の思想。道教に発展する。

 春秋~戦国時代の諸子百家の中の、老子荘子道家の思想をあわせて老荘思想といい、儒家の礼や徳の重視を人為的な道徳として否定し、無為自然を説いた。漢の武帝が儒学を官学とすると、儒学は経書の解釈に事とする訓詁学が流行したが、後漢末から三国時代の混乱期になると、その反動から反儒学的な老荘思想が人々の心をとらえた。その代表的が竹林の七賢といわれる人々で、彼らは世俗を離れて自由な境地をめざし、清談に明け暮れた。このような老荘思想の流行は、魏晋南北朝時代を通じて続き、貴族文化の一つの特徴であった。老荘思想は貴族社会だけではなく、民衆にも浸透し、神仙思想などと融合して道教を生み出した。
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第3章1節 エ.魏晋南北朝の文化