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モンテ=コルヴィノ

13世紀末、ローマ教皇から元に派遣された修道士。大都の総大司教となる。

 南イタリアのモンテ=コルヴィノ出身のジョバンニというフランシスコ会修道士。東方伝道を志しイル=ハン国に入り、1289年、ラッバン=ソウマを伴ってローマ教皇ニコラウス4世に面会、教皇からモンゴル皇帝への手紙を託されて東方に向かい、イランのホルムズから海路インドに渡り、さらに1294年、元の大都に到達した。以後、キリスト教の布教につとめ、大都の総大司教に任命された。これは、中国における、キリスト教化トリックの最初の本格的な布教の始まりであったが、中国人の信者は増えなかった。モンテ=コルヴィノもその地で亡くなり、阮朝はその後任をローマ教皇に要請、1342年にマリニョーリが大都に来た。しかし、元朝もまもなく倒れたため、中国でのキリスト教布教はしばらく行われなくなり、次は16世紀のイエズス会のアジア布教を待たなければならない。
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第6章3節 ウ.モンゴル時代のユーラシア