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ムアーウィヤ

シリア総督であったが、イスラーム帝国のウマイヤ朝をひらいた人物。

メッカの大商人ウマイヤ家の統領で、シリア総督としてダマスクスを治めていた。同じウマイヤ家出身の第3代カリフ・ウスマーンを支持していたが、656年に彼が暗殺されるとハーシム家の第4代カリフにアリーが就任した。ウスマーンの暗殺の背後にアリーがいると疑ったムアーウィヤはアリーと訣別して、660年にダマスクスでカリフを自称し、両者の対立は厳しくなった。アリーが過激派のハワーリジュ派の刺客によって暗殺されると、ムアーウィヤは唯一のカリフとして、イスラーム教団を支配することとなった。それ以後、カリフの地位は、ウマイヤ家によって世襲されたので、それをウマイヤ朝という。
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第5章1節 イ.イスラーム世界の成立