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ハルジー朝

インドのイスラーム政権、デリー=スルタン王朝の2番目。

1290年、ジャラールッディーンが建国したトルコ系イスラーム政権。デリー=スルタン朝二番目の王朝。第2代スルタン、アッラー=ウッディーンの時、中央アジアのチャガタイ=ハン国が再三インドに侵攻しデリーを攻撃したが、持ちこたえた。一方ハルジー朝は盛んに南インドに遠征軍を送り、インド南端のパーンディヤ朝の王を敗死させ、ほぼインド全土を支配した。
ハルジー朝のアラー=ウッディーンは、モンゴル軍との戦いや南インドへの遠征のために、財政を安定させる必要に迫られ、税制の改革を行った。それは、ヒンドゥー教徒など非イスラーム教徒から、ジズヤ(人頭税)を徴収する際、納税者の財力に応じて三段階に分けて課税し、貨幣で納めさせた。また従来は村落の有力者が徴税を請け負っていたが、それらを排除し、直接納税させることにした。これらの税制はムガル帝国にも継承されることとなる。
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ノートの参照
第5章3節 ア.イスラーム勢力の進出とインド