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プロノイア制

ビザンツ帝国の封建制的な土地制度。

 ビザンツ帝国の土地制度で、プロニャともいう。10世紀に軍管区制が完成したが、11世紀にはいると屯田兵の没落、貴族の大土地所有が広がるようになり、ビザンツ帝国の軍事力と徴税力が低下してきた。そのような中でセルジューク朝の侵攻に悩んだビザンツ帝国では、ビザンツ皇帝が功績のあった貴族に対し、軍事奉仕とひきかえに、恩恵として一定の土地の管理・監督(プロノイアの意味)を任せ、徴税権を与える制度であるプロノイア制に切り替え、皇帝の軍事力を強めようとした。西欧の封建社会の土地制度と違い、本来世襲されない(譲渡も相続も出来ない)ものであったが、11世紀末から13世紀のニケーア帝国の時期に発展して、世襲化されるようになり、封建的な土地所有関係となる。
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第6章2節 イ.ビザンツ帝国の社会と文化