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身分制議会

中世ヨーロッパのイギリスなどの身分代表で構成される初期の議会。

 13世紀末~14世紀初め、1295年の模範議会からはじまるイギリスの議会、1302年のフランスの三部会に代表される、中世末期の国王が召集する議会。やや遅れるがドイツのカール4世の時の帝国議会やスペインのコルテスなども身分制議会ということができる。国王が貴族・聖職者・庶民という封建社会の各身分の代表を召集し、主として国王の課税策を承認する役割をもっていた。近代以降の議会制度とは異なり、議員は選挙によって選ばれるのではなく、各身分の有力者が国王に任命された。つまり身分制議会は、国王の権力に法的な裏付けを与えるものとして機能し、その諮問機関としての性格が強く、国民主権のもとで選挙によって選出された国民の代表が立法にあたる、という近代の議会制度とは異なる。 → 議会/議会制度

イギリスとフランスの違い

 イギリス議会制度は始めから全国を代表するものとして形成され、身分別に上院と下院という二院を形成した。フランスでは全国三部会とともに地方三部会が、それぞれの地域で生まれ、いずれも身分別に投票する一院制であった。
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ノートの参照
5章3節 キ.イギリスとフランス