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農政全書

明末の1639年に刊行された、徐光啓の編纂による農業技術書。当時の農業技術の高さを示し、影響が大きかった。

 の最末期にあたる1639年に徐光啓が中国古来の農業技術を12部門に分類して著述した農書で、古来の中国農業技術の集大成であると共に、キリスト教宣教師を通じて知られたヨーロッパの農業技術についても述べられている。『農政全書』は、李時珍の『本草綱目』とともに、明代の学術の水準の高さを示している。
 右の図は、その挿絵の一つで、宋時代の江南地方で始まった、秧馬(おうば)という田植えに用いられた農具である。
 農政全書は日本でも知られており、1697(元禄10)年には筑前(福岡)の人、宮崎安貞は『農業全書』を著したが、それは『農政全書』を骨子として、自分の知見を加えたものであった。

出題

 東京大学 2005 第3問 問7 人々はさまざまな農具を開発し、工夫をこらして自然に働きかけ、耕地を増やしてきたが、中国では、そうした営みが書物の形で提供され、やがて膨大な蓄積を誇るようになった。右図に示したのは、明代の農書に掲載された道具で、起源は古い。古代以来の蓄積と内外の新しい知見をまとめて成ったこの農書の名称(a)と、その編者の名(b)を記しなさい。
解答

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ノートの参照
7章1節 オ.明後期の社会と文化