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皇輿全覧図

清の康煕帝の時、ブーヴェらが作成した中国最初の全土実測図。

 康煕帝の命により、イエズス会宣教師のブーヴェとレジス(フランス人、中国名雷孝思)が作成した、中国最初の中国全土の実測図。清の版図やその隣接地域を含む多くの部分図を作製し、それらを一幅の地図にまとめて1718年に献上し、康煕帝によって『皇輿全覧図』と名付けられた。雍正帝や乾隆帝の時代には、これを基礎とする地図が作製された。明代の1602年にマテオ=リッチ(利瑪竇)が作成した『坤輿万国全図』は世界全図であるが、この『皇輿全覧図』は中国本土の実測図であるので注意すること。『皇輿全覧図』には中国とその周辺が描かれていることに注意する。原図は見ることが出来ないが、ヨーロッパに送られ地名を欧文に書き換えたものが多数残っている。
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7章2節 エ.清代の社会と文化