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カートライト

産業革命期の発明家で1784年に力織機を作り、1787年に初めて蒸気力を導入した。

 エドモンド=カートライト Edmund Cartwright 1743~1823 イギリスのノッティンガムに生まれ、おっクフオード大学を卒業後、牧師となった。教区牧師として務めながら発明にも今日をもち、産業革命の発明家のひとりとなった。
 18世紀後半の綿工業では、ハーグリーヴズのジェニー紡績機、アークライトの水力紡績機、クロンプトンのミュール紡績機というように、紡績工程の機械化が進んだ。その結果、良質の綿糸が生産されるようになって、今度は織布工程での大量生産の能力が必要となってきた。それに応えたのが、1784年にカートライトが発明したに力織機であった。
(引用)1784年、牧師であり詩人でもあったエドマンド・カートライトが、アークライトの特許権の消滅につづいて織布業の繁栄がおとずれることを予見し、馬や水車や蒸気機関で動かすことの出来る力織機を発明していた。もっとも紡績に関する発明とは異なり、この力織機は比較的緩慢に進歩した。この力織機が工場生産の有効な手段となりうるまでには、それについて多くの改良が為されねばならなかった。<アシュトン/中川敬一郎訳『産業革命』岩波文庫 p.87>

力織機

カートライトが発明した、織機に初めて蒸気力を導入した機械。綿布の生産能力を飛躍的に高めた。

 1784年にカートライトが発明した、綿布を織る織機。カートライトは牧師であったが、アークライトの水力紡績機によって綿糸が安く供給されるようになったので、綿織物機械の改良が必要になると予想し、その発明に没頭した。初めは、人力で動かす手回し式であったが、1787年に初めて蒸気機関を導入したもので、それまでの手動や水力を利用していた織機にくらべて、生産力は3.5倍になったと言われている。
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ノートの参照
10章1節 イ.機械の発明と交通機関改良