反穀物法同盟
イギリスの産業資本家たちが結成した自由貿易主義を求める団体。
1838年、イギリス綿工業の中心地であった
マンチェスターの綿織物業者は、保護貿易の廃止と
自由貿易主義への転換を要求し、特に
穀物法(1815年制定)の廃止にしぼって圧力団体を結成した。これが反穀物法同盟で、自由党員であるリチャード=
コブデンとジョン=
ブライトが運動を指導した。このグループはマンチェスター派ともいわれた。運動は労働者層の支持も受けて盛り上がり、1846年に
穀物法廃止を実現させ、自由貿易政策に転換させた。