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ブディ=ウトモ

1908年に結成されたインドネシアの民族主義運動の最初の団体。

1908年、インドネシアの民族運動の最初に組織された団体。ブディ=ウトモとはジャワ語で「最高の徳」を意味している。運動の中心となったのは医学校の学生たちで、ジャワ島の原住民官僚層の子弟だった。彼らはジョクジャカルタで創立大会を開き、原住民社会の調和ある発展をめざし、教育と産業の振興を訴えた。しかし、植民地政府とは協調する姿勢をとったので、イスラーム同盟のような独立を主唱する勢力やインドネシア共産党などの社会改革を主張する運動が台頭するとそれらに反対して保守化し、またジャワ族中心色が強かったため他の種族の反感を買い、次第に勢力を無くした。それでも先駆的な民族運動としての意義は大きいとされ、その結成の日である5月20日は、現在でも「民族覚醒の日」として祝日になっている。