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サレカット=イスラーム/イスラーム同盟

1911年に結成されたインドネシアのイスラーム教徒による民族主義運動組織。イスラーム同盟の意味。

 サレカット=イスラーム Sarekat Islam は「イスラーム同盟」の意味。1911年、インドネシアの民族運動の中で組織された大衆的な団体。当初はジャワ島中部のロウケツ染め業者が華人商人の進出に刺激されて組織した相互扶助団体で、組織名は商人層に熱心なイスラーム教徒が多かったことによる。1914年には会員37万に達し、ジャワ島以外にも運動が広がった。当初は自治の要求にとどまっていたが、第1次世界大戦後の食糧不足から農民の要求も強くなったことを背景に、社会主義の影響も受けて独立を主張する政党となって、1918~20年頃のインドネシア独立運動の中心となった。しかし同時にオランダ植民地政庁による弾圧も強まる中、1920年代にイスラーム近代主義の性格が強まり、インドネシア共産党とも対立するようになって勢力が弱まった。