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ワスプ/WASP

イギリス系白人でプロテスタントと言う、アメリカ社会の中枢を為す社会層。

 WASP(ワスプ)とは、White, Angro-Saxon, Protestant の頭文字をとった略称で、白人でアングロ=サクソン系でプロテスタント信者であること。アメリカ合衆国建国の主体となったイギリスからやってきた人びとの子孫であり、中・上層階級を形成している人びとを言う。イギリス系および北欧系はWASPとしてアメリカ社会で多数を占めていたが、南北戦争後は南部のアフリカ系アメリカ人も次第に増加し、さらに20世紀初頭からは、非WASP、つまりイタリアや東欧からの移民が増加した。これらの新移民はカトリックであることから異なった文化を持ち、独自の社会を形作っていった。
 第一次世界大戦前後にアメリカ合衆国の経済が繁栄する中で、次第にWASPと非WASPの間の対立が表面化し、1924年の移民法制定へとなっていく。
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ノートの参照
第15章2節 カ.アメリカ合衆国の繁栄