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井崗山

江西省の湖南省との境の山岳地帯で毛沢東の共産党が最初の拠点とした。

井岡山とも表記する。1927年10月、共産党の毛沢東は、約1000名の兵士を率い「労農紅軍」を組織した。翌年には南昌蜂起以来各地を転戦していた朱徳の軍と、彭徳懐の軍などが合流、1万の兵力を持つこととなった。毛沢東は井崗山根拠地で1928年12月から土地改革に着手、地主の土地を没収して農民に分配し、革命のいわば実験を進めた。中国共産党の正使ではこの井崗山から中国革命が始まったとされている。

Episode 山賊を仲間にした毛沢東

 井崗山一帯は、袁文才と王佐という二人の男を頭目とする百人ほどの山賊の巣窟だった。そこに乗り込んだ毛沢東は二人の行動を「革命行動」であると賞讃して共に戦うことを呼びかけ、仲間にしてしまった。もっとも翌28年7月にモスクワで開かれた中国共産党大会は、盗賊の首領を革命運動家とは認めず、頭目は殺し部下は吸収するという方針を伝え、それが実行されて二人の頭目は殺されてしまった。<高島俊男『中国の大盗賊・完全版』2004 講談社現代新書 p.280>
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ノートの参照
第15章3節 ウ.国民党と共産党