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チャド

アフリカ中央部の国。1960年、フランスより独立。1966年から内戦状態が続いた。

 アフリカ大陸の中央部にあり、かつてサハラ砂漠の南北を結ぶ交易で栄え、カネム=ボルヌー王国などが成立した。しかし、ヨーロッパ人のアフリカ進出が激しくなる中でこの地もフランス植民地として支配されることとなった。
 アフリカの年と言われた1960年には、他のアフリカ諸国と共に独立を達成したが、独立当初から南北の対立があって情勢は安定しなかった。首都はンジャナメ。なお、チャドでは、約700万年前の化石人類サヘラントロプス=チャデンシスが発見されており、これは現在、人類の出現年代の最古のものとされている。

チャド内戦

 独立以来、主導権を握ったのは多数派である南部の黒人であったが、それに対して北部のアラブ系住民は少数派として不満をもち、1966年にチャド民族解放戦線を結成、内戦が勃発した。北部はリビアの支援を受けて半独立の状態となり、南部の政府はアメリカ、フランス、さらにザイールの支援を受けたが北部を抑えることはできなかった。さらに現在では東部のスーダンの内戦による難民が流入し、混乱が続いた。その後もクーデタが相次ぎ、不安定な状況が続いている。
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ノートの参照
第16章3節 ア.アフリカ諸国の独立