教父
古代の初期キリスト教において、教会の指導者であり、聖書の解釈などで重要な著作を行った人々。その著作は聖書に次いで重要なものとされた。
ローマ帝国でキリスト教が公認されたころ、その教義の確立に向けてさまざまな著作が現れた。その中で、正統の教義とされた著作を著した教会の司教らが、4世紀ごろから特に教父(英語では Farthers of Church)といわれた。また、彼らの信仰論、教会論を含め、新プラトン主義の影響を受けた哲学的思考を「教父哲学」といっている。
ギリシア語で著述した教父にはエウセビオス、アタナシウスなどがおり、ラテン語で著述した教父にはヒエロニムス、アンブロシウス、アウグスティヌスらがいる。特にアウグスティヌスは最大の教父といわれ、その著作『神の国』は、ローマ=カトリック教会の正統性を確立した書として、聖書に次ぐ重要性を与えられている。
ギリシア語で著述した教父にはエウセビオス、アタナシウスなどがおり、ラテン語で著述した教父にはヒエロニムス、アンブロシウス、アウグスティヌスらがいる。特にアウグスティヌスは最大の教父といわれ、その著作『神の国』は、ローマ=カトリック教会の正統性を確立した書として、聖書に次ぐ重要性を与えられている。