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中国の宋代に発展した地方の新興の商業都市。

 唐末から五代宋(北宋)にかけて新たに生まれた商業都市で、草市と同じもの。鎮は元来は節度使の駐屯地であり、藩鎮が置かれた場所であったが、節度使は軍事面だけではなく、民政一般と租税徴収権も持っていたので、人々の集まるところに置かれた。宋の文治主義で節度使は解体されたが、その駐屯地の鎮は都市を意味する言葉として残った。このような鎮の出現は、草市とともに、宋代の商工業の発達を物語っている。
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