印刷 | 通常画面に戻る |

本草綱目

明代の薬学百科全書。著者は李時珍。1578年に原稿が完成、刊行されたのは1596年であった。

本草綱目 捜狐より

 ほんぞうこうもく。明代の万暦帝時代、本草学者の李時珍1578年までに原稿を完成させ、その後推敲を重ねて最終的には1596年に刊行された。薬草を分類集成した薬学百科全書であるが、薬草以外の植物百科としても貴重な情報を伝えている。『農政全書』、『崇禎暦書』などとともに、代の高い学問水準を示している。
 『本草綱目』は全部で52巻、字数は190万字、収められている薬物は1800余種、収められている処方箋は1万余、挿絵は1000余幅に及んでいる。<世界の教科書シリーズ『中国中学校歴史教科書』明石書店刊 p.579> → 明の文化
 日本にももたらされ、江戸時代の貝原益軒は『本草綱目』をもとに、日本の薬草を研究して『大和本草』(1709)を著し、本草学を発展させた。  → 参考 捜狐 記事「明・清版本草綱要のまとめ」 捜狐(soho)は中国のポータルサイト。ブラウザーの日本語変換機能で読めます。
印 刷
印刷画面へ