長老主義、長老制度とは、もともとイスラエル時代の部族長を意味する長老が、教会の指導、管理・運営を行うことをいう。長老は信者の中から人物と経験で優れた者が選ばれた。
宗教改革において、
カルヴァンは教会組織の上ではカトリック教会の教皇を頂点とした聖職者制度と、ルター派の司教制度を共に認めず、教会員の中から信仰のあつい人物を長老に選んで、牧師を補佐させる長老主義を採用した。そこでプロテスタントの中の
カルヴァン派の教会では長老主義がとられ、教会の国家権力からの独立が図られた。
スコットランドのカルヴァン派の新教徒は
プレスビテリアンといわれた。