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王党派

イギリス革命で国王を支持し、議会派と対立した党派。特権的大商人や貴族、大地主層。北西部に多い。

 ピューリタン革命の中で、聖職者・特権的大商人・貴族・大地主などの国教会信徒が中心となった勢力で、国王チャールズ1世を支持し、議会派と対立した。地域的には北西部に多く、当初はヨークを拠点とし、ロンドンを拠点とした議会派より優勢であった。 しかし、議会派にクロムウェルが現れ、鉄騎隊を編成して軍事的に優位に立つと、王党派は次第に劣勢になった。
 彼らはあだ名を騎士党(キャバリア)とも言われたが、それは敵対した議会派(王党派は彼らを円頂派といった)が、騎士の意味は中世の武術に優れた名誉ある騎士、という意味ではなく、貴婦人たちとの色恋に夢中なやさ男、だらしない色男、といった意味の蔑称であった。
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