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安徽派

北洋軍閥の一つ、安徽省の段祺瑞を首領とする軍閥。袁世凱政権を引き継ぎ、一時北京を支配した。

 中華民国の初期、清朝末期から続く北洋軍閥で袁世凱の後継者の一人となった段祺瑞(安徽省の出身)を統領とした軍閥。1916年の袁世凱の死後、段祺瑞は国務総理となり、軍閥を背景に大総統の黎元洪をおさえ、実権を握った。段祺瑞に対し、1917年、日本の寺内正毅内閣は全面的な支援を行い(仲介した人物の名を取って西原借款という)、それによって軍備を増強した段祺瑞は武力統一を図り、第一次世界大戦に参戦した。反発した直隷派がイギリス・アメリカの支援を受けて北京を攻撃、また奉天派も同調したため、1920年に安徽派段祺瑞政権は倒れた(安直戦争)。段祺瑞の没落後、日本の資金はほとんど回収できずに焦げ付いてしまった。
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