占領軍が行政区画を設定して、それぞれ軍の参謀長が軍政監を兼任した。
軍政から親日政権樹立へ
日本軍は占領地で直ちに軍政を実施したが、戦争の後半になると占領後の独立を認め日本を中心とした「
大東亜共栄圏」に加盟させる方針に転換し、それぞれ独立させて親日政権を樹立させた。1943年8月には
ビルマ(現ミャンマー)、10月には
フィリピンの独立を認め、それぞれ親日政権が成立した。ただし
インドネシアに対しては独立を認めない方針であったが、戦況が悪化する中、民心をつないでおくため、44年9月にインドネシアの独立も認め、日本の指導のもとで独立計画が作成された。