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フランスの中華人民共和国承認

1964年、ド=ゴール大統領のフランスがアメリカの反対を押し切って中華人民共和国の共産党政権を承認した。

 フランスド=ゴール大統領は1964年1月、中華人民共和国を承認した。これはベトナム戦争に踏み切ったアメリカ(ジョンソン大統領)を牽制する意味があった。アメリカはフランスの動きを反米的行為として非難し、米仏関係は悪化した。
 ド=ゴール外交の姿勢は、アメリカおよびソ連の双方と距離を置いて、国際政治の中でフランスの立場を強めるところに目的があった。同じ頃、中ソ対立が深刻となっており、同じ64年に中華人民共和国は核実験を成功させている。
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