大韓民国では、1960年に
李承晩独裁政治が、
四月革命(四・一九学生革命)によって倒され、
張勉内閣が成立し第二共和政が開始された。ところが、約1年後の
1961年5月16日に、軍人の
朴正煕を中心とした韓国軍部によるクーデターを起こし、張勉内閣を倒した。こうして第二共和政は一年あまりで崩壊し、朴正煕軍事政権が成立した。この政変は「五・一六軍事革命」とも言われる。朴正煕は反共親米路線を鮮明にすると同時に、経済発展を掲げ、1963年には民政に移行して大統領に就任し、軍事独裁のもとで経済開発を進め、いわゆる
開発独裁を展開する。 、