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ヘブライ王国

前千年頃、ヘブライ人がパレスチナに建国した国家。前10世紀後半に南北に分裂した。

 紀元前1000年頃、ヘブライ人パレスチナの地に建国した。イスラエル王国とも言った。初代の王はサウルで、多くの部族に分かれていたヘブライ人(イスラエル人)を初めて統一したが、ペリシテ人との戦いで戦死した。次に南部のユダ族の出身であったダヴィデが果敢な戦いでペリシテ人を倒し、2代目の国王となった。ダヴィデ王はペリシテ人に続いてカナーン人など周辺諸民族も従え、パレスチナ全域を支配する統一帝国を建設した。3代目のソロモン王の時の前10世紀中頃が最盛期で、都イェルサレムにはヤハウェ神殿が建設され、「ソロモンの栄華」と称された。

ヘブライ王国の分裂

 しかし、ソロモン王の積極的な神殿などの建設は民衆への負担を増大させたため、次第に反発が強まり、その死後の前922年に、北部の部族が南部のユダ族のダヴィデ-ソロモン家の支配に反発して分離独立し、イスラエル王国が成立した。それによって南はユダ王国として分立することとなった。
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ノートの参照
1章1節 オ.東地中海世界