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トウモロコシ

アメリカ大陸原産の栽培植物。

 トウモロコシはアメリカ大陸原産の農作物の一つで、中央アメリカでは7000年前頃から栽培が始まった。さらに北米大陸の南西部の乾燥地帯でも、2300年前頃からトウモロコシ栽培が行われようになった。農耕民は日干し煉瓦で集合住宅を造り、土器や織物などの技術を持っていた。収穫したトウモロコシは備蓄用の食物として蓄えられ、北アメリカ・中央アメリカでのメソアメリカ文化、南アメリカ大陸のアンデス文明を発展させる上で重要な食物となった。

トウモロコシ栽培の広がり

 大航海時代にヨーロッパにもたらされると、主として地中海岸で栽培されるようになり、さらに北米大陸にもたらされてグレートプレーンズの主要作物となった。さらにトウモロコシは、サツマイモなどと並んでヨーロッパ人によって中国にもたらされ、18世紀の清朝の時代に山地でも栽培可能な新作物として普及し、人口増加をもたらした。  
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ノートの参照
2章4節 ア.アメリカ先住民
8章1節 ウ.商業革命と価格革命
書籍案内

高野 潤
『新大陸が生んだ食物』
トウモロコシ・ジャガイモ・とうがらし
2015 中公新書