印刷 | 通常画面に戻る |

白居易(白楽天)

『長恨歌』で知られる中唐の詩人。白楽天。

 はくきょい。白楽天とも言う。唐詩を代表する中唐の詩人。安史の乱を背景とした玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋を歌った『長恨歌』であまりにも有名である。楽天は字(あざな)。二十九歳で進士に合格、官僚として過ごし、多くの詩を残した。代表作は『長恨歌』の他に『琵琶行』がある。彼の詩は、平易な言葉でわかりやすく、広く大衆に受け入れられた。中国のみならず、日本にも早くから知られ、平安時代にはその詩集『白氏文集』が熱狂的に受け入れれられた。 
印 刷
印刷画面へ
書籍案内

川合康三
『白楽天』
2010 岩波新書