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ソグド文字

イラン系のソグド人が用いた文字。アラム文字系で、ソグド商人の活動によって東方に伝えられウイグル文字となった。

 中央アジアのソグディアナを中心に、内陸での東西貿易に活躍したソグド人が用いた文字。西アジアのアラム文字をもとにしていると考えられている。

アラム文字からソグド文字へ

 ソグディアナには紀元前6世紀にイラン高原からアケメネス朝ペルシア帝国の勢力が及び、キュロス2世に征服され、その属州となった。こうしてソグディアナでもアラム語がアケメネス朝の公用語として用いられ、アラム文字が用いられるようになった。この段階ではソグド語が生まれたわけではなく、ちょうど漢字の草書体から仮名文字が作られたように、アケメネス朝滅亡後にアラム文字の草書体でソグド語を書写するようになってソグド文字が生まれた。

アラム文字からソグド文字へ

 このソグド文字が、ソグド商人の商業活動とともに、中央アジアから東アジアに広がっていった。まずソグド文字からトルコ人であるウイグル人のウイグル文字が生まれ、さらにウイグル文字からモンゴル文字満州文字が作られていくことは重要である。
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