印刷 | 通常画面に戻る |

モンゴル文字

モンゴル人が使用した文字。ウイグル文字などをもとにチンギス=ハンの時に制定した。

 モンゴル民族は始め文字を持たなかったが、チンギス=ハンナイマン王を従えたとき、捕虜とした臣下のウイグル人から、ウイグル文字を学び、モンゴル文字を制定したといわれている。
 フビライ=ハンは1269年に公文書用としてチベット系のパスパ文字(パクパ文字)を制定したが、一般には普及しなかった。
 女真を統一し1616年に後金(アイシン)を建国したヌルハチは、金で作られた女真文字が忘れ去られていたため、モンゴル文字をもとに満州文字を作った。満州文字は清朝においても公用文字として漢字と併用され続けた。
 20世紀に入り、1924年にモンゴル人民共和国が成立(世界で2番目の社会主義国だった)した後、ソ連の影響が強まり1942年にモンゴル文字が廃止され、ロシア語のキリル文字が使われることとなった。しかし、1992年に国号をモンゴル国と改め、モンゴル文字が復活しつつある。モンゴル文字は縦書きが特徴である。
印 刷
印刷画面へ
ノートの参照
第6章3節 ア.モンゴルの大帝国