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ワシントン特別区

1800年からのアメリカ合衆国の首都。ワシントンDC。

 アメリカ合衆国最初の首都はニューヨークに置かれたが、1790年に議会はフィラデルフィアを10年間首都とする事、その後、ポトマク河畔に永久的首都を建設する事を決議した。フランス人技師でアメリカ独立戦争に参加したランファン大佐が都市計画を立て、キャピトル(国会議事堂)はソーントン、大統領官邸はホーバンがそれぞれ設計した。ジョージア式と植民地様式に、ギリシア・ローマの共和政時代の様式を加味した建設である。1800年、第2代大統領ジョン=アダムスのときに完成し、初代大統領ワシントンの名を冠し、ワシントンと命名された。ワシントンDCのDCは、Didtrict of Columbia の略で、「コロンビア区」の意味。この地が州には属さない、アメリカ合衆国議会直属の特別区であることを示す。

Episode 首都ワシントンの設計に加わった黒人技師

 ワシントンは新しい首都の境界を定めて街路の設計をする委員の一人に、自由黒人のベンジャミン・バネカーを選んだ。彼は当時数学者としても、天文学者としても知られていて1791年に国務長官ジェファソンの推薦でワシントンから重要な仕事を任された。バネカーはフランス人技師ランファン少佐や友人のエリコットとともに首都ワシントンD.C建設という重大な仕事をなしとげたのだ。<猿谷要『物語アメリカ史』中公新書 p.69-70 1999.11.24記>

米英戦争での焼失と再建

 1814年8月、ワシントン市は米英戦争のさなか、イギリス軍に攻撃され、大統領官邸以下の官庁が焼かれてしまった。第4代大統領であったマディソンは、戦後その再建に着手し、大統領官邸も再建した。そのとき大統領官邸は外壁を白く塗ったので、「ホワイトハウス」と言われるようになった。
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ノートの参照
10章2節 ウ.合衆国憲法の制定