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フィリピン共和国

フィリピン革命によってアギナルドらが1898年に独立を宣言した。アメリカとの戦争によって1902年に崩壊した。

 フィリピン革命の中で生まれたフィリピン最初の独立共和国であり、第1次フィリピン共和国ともいう。
 米西戦争でスペイン軍とアメリカ軍の戦闘が始まるとアギナルドらはフィリピン兵を組織してアメリカ軍と共に戦い、1898年6月12日に独立を宣言した。アギナルドを大統領として発足したフィリピン共和国は、マニラがアメリカ軍によってスペインから奪還されたものの、アメリカ軍が占領をつづけているため、本拠をマロロスに移し、第1回の議会を開催した。そこでこの国家をマロロス共和国ともいう。

フィリピン=アメリカ戦争

 しかし、米西戦争でスペインを破ったアメリカはフィリピン共和国を承認せず、パリ条約(1898)でフィリピン領有権を2000万ドルでスペインから買い取って軍政下に置いた。独立を認められなかったアギナルドは、アメリカとの戦争に立ち上がり、フィリピン=アメリカ戦争(1899~92年)となった。  スペインからの独立を目指してアメリカと共に戦ったにもかかわらず、今度はアメリカとの戦争に向かわなければならなくなった。フィリピン共和国側はゲリラ戦で抵抗したがアメリカの近代的装備の軍隊に敗れ、アギナルドも逮捕されたため、1902年に敗北した。そのためフィリピン共和国は約4年間の短命に終わった。 → フィリピン(アメリカの統治)