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サリット

1957年、軍事クーデターでタイの権力を握り、開発独裁を進める。

 タイの軍人で政治家。1957年、軍を背景にクーデターを決行し、ピブン政権を倒し、1959年から1963年まで首相として軍事政権を維持した。その政治は、国王への忠誠を絶対的な価値とし、議会政治や政党政治を腐敗の温床であり、共産勢力の侵出をもたらすものとして否定し、積極的な「開発」によって経済発展を実現するというもので開発独裁の一形態と言える。外交政策ではおりから強まっていたベトナムでの共産主義勢力の増大を抑えるためのアメリカ(ケネディ政権)との連携強化であった。彼は病気のため63年に死去したが、タイの開発独裁は次のタノム=プラパート政権に継承された。またその後にタイ軍事クーデターによって成立する政権の原型となった。
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第16章3節 オ.アジアと開発独裁