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南米南部共同市場/MERCOSUR/メルコスル

1988年に始まる、ブラジル・アルゼンチン・パラグアイ・ウルグアイ4カ国の自由貿易協定。準加盟国も中南米に広がり、重要な地域経済共同体となっている。

 略称MERCOSUR(スペイン語頭文字)、日本ではメルコスルと呼ばれている。「スル(またはスール)」とはスペイン語で「南」の意味である。中南米世界に生まれた地域的自由貿易圏で、ブラジル・アルゼンチン・パラグアイ・ウルグアイの南米4カ国の加盟で発足した。当初、1988年にブラジルアルゼンチンで結成、91年にパラグアイとウルグアイが加盟した。1995年に域内の関税撤廃、対外共通関税を取り決め、南米地域における有力な経済共同体を形成した。それまで国境問題などを抱えて対立していた、特にブラジルとアルゼンチンが結びつきを強めたことが画期的であり、また東西冷戦終結後の世界史的動きである地域共同体の活発化の一例として重要な動きである。一方、アメリカ・カナダ・メキシコは1994年1月に北米自由貿易協定(NAFTA)を結成したが、こちらはメキシコ市場をアメリカ経済圏に取り込もうとするものであり、メキシコで激しい反対運動が起きている。
 2012年には準加盟国であったベネズエラが、反米姿勢を強めるチャベス大統領のもとで正式加盟を実現した。  多の中南米諸国ではチリボリビアペルーなどは準加盟国である。メキシコはオブザーバー参加に留まっている。

出題 2010年 早稲田大学国際教養学部 第4問(の一部)

「・・・21世紀を迎えた今日、ラテンアメリカ諸国は、米国との関係を維持しつつも、共通の文化的基盤を持つ域内のリオ=グループ、南米南部共同市場(メルコスル)、アンデス共同体、中米統合機構(SICA)、カリブ共同体(カリコム)などの地域的な枠組みを活用し、経済統合を推進しつつ、大国によって支配された過去と決別しようとしている。」
 問 文中の太字に関して、メルコスルの正式加盟国ではない国はどこか。次の中から1つ選びなさい。
  ア.ブラジル   イ.ウルグアイ   ウ.パラグアイ   エ.チリ
 解答  
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