バーミヤン
アフガニスタンの仏教遺跡。ガンダーラ様式の仏教遺跡に巨大な石仏があったが、2001年、イスラーム原理主義のターリバーン政権によって破壊された。
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ターリバーンによる破壊
石仏が破壊された後の石窟
→ YouTube バーミヤン(Unesco-NHK映像) その後、2001年9月11日にニューヨーク国際貿易センタービルでの同時多発テロがおきると、アメリカはターリバーン政権がその犯人ビン=ラーディンを匿っているとして2001年10月7日空爆と陸上軍投入で攻撃、アフガニスタン戦争が始まった。アメリカ軍によってターリバーン政権は辺境に撤退、アメリカ軍の支援で新政府が樹立された。安定を取り戻したことでバーミアンの石仏の復活も期待されたが、その後もターリバーン勢力の抵抗は続き、事態は好転しなかった。
ターリバーン復権、危機再び
2011年のアメリカ軍侵攻によって辺境に追いやられたターリバーン勢力であったが、しだいに力を回復し、2021年8月15日にアメリカ軍が首都カブールから撤退したことによって、政権を回復した。それによって、イスラーム原理主義の急進派が勢い付き、アフガニスタンの文化財や歴史遺産が破壊される恐れが再び高まっている。 → <朝日新聞デジタル 2021/11/4 記事 巨大炎に包まれたバーミヤンの大仏 拒めなかった爆破作業、心に穴>