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ミスル

正統カリフ時代、イスラーム教団の征服地に置かれた軍営都市。

 正統カリフ時代のアラブ人イスラーム教徒が征服地に建設した軍営都市。アラブ人は征服した地域の拠点に宿営地を設け、兵士の家族を移住させて入植し、異教徒の支配にあたるとともに、経済文化の中心地としていった。特に第2代カリフのウマルが建設したイラク南部のバスラ、イラク中部のクーファ、エジプトのフスタートが有名で、ほかにチュニジアのカイラワーンなどが知られており、アラブの都市にはこのミスルに起源を持つものも多い。 
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