エリザベス1世の時に定められた、
イギリス国教会の教会制度。監督制ともいう。国王を首長(教会の最高の統治者)とし、その下にカンタベリーとヨークの二つの大主教区をおき、その下にいくつかの主教(監督)をおいて、階層的に教会を監督・統制する。
カトリックの司教制度に近いものであり、
ルター派でも同様な教会組織が採用されていたが、
カルヴァン派系のピューリタンはこの制度に強く反発した。
なお、日本語の用語では、カトリックの場合はアーチビショップ archbisop を大司教、ビショップ bishop を司教と訳している。イギリス国教会でも英語表記は同じであるが、日本語では大主教-主教と訳して区別している。