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サラトガの戦い

1777年、アメリカ独立戦争をアメリカ有利に転換させた戦闘。それまで劣勢だった独立軍が勝利したことで、それまで消極的だったフランスが翌年イギリスに宣戦するなど、国際世論が独立側に傾いた。

 1777年10月、アメリカ独立戦争の形勢を逆転させた、アメリカ軍の勝利した戦い。開戦以来、苦戦が続いていたワシントン指揮の独立軍であったが、ニューヨーク北方のサラトガで、司令官ホレイショ=ゲイツ将軍の率いる部隊が、南下中のイギリスのバーゴイン将軍指揮下のイギリス軍を破った。このサラトガの戦いはアメリカ独立戦争の一つの転機となった。

フランスの参戦

 それは、アメリカ軍がその訓練や給与は貧弱であっても、イギリス正規軍に十分対抗し得ることを立証し、またフランクリンの働きかけにもかかわらず躊躇していたフランスの参戦1778年2月に実現、フランスはアメリカ合衆国を承認し、援軍を派遣した。
 また、1780年7月には、ロシアのエカチェリーナ2世が提唱した武装中立同盟がスウェーデン、デンマーク、プロイセン、ポルトガルが参加して成立した。
 その後、アメリカ独立戦争は独立軍優勢のまま、1781年ヨークタウンの戦いで勝利は決定的となり、1783年の講和条約であるパリ条約でアメリカ合衆国が承認されて終わった。
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