エベール
フランス革命でのジャコバン派独裁下の最左派。1793年、非キリスト教化を進め「理性の崇拝」を挙行。ロベスピエールと対立して刑死する。
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Jacques Hebert
(1757-94)
非キリスト教化運動を主導
彼は革命理念を徹底するために非キリスト教運動を提唱し、1793年11月10日には神に代わる理性を崇拝する祭典を開催したり、貧困の追放などを主張するなど、急進派としての主張を展開した。ロベスピエールによって粛清される その動きは、ジャコバン派独裁政治を進めるロベスピエールと公安委員会にとっても、危険な無神論であって、革命路線の行きすぎにつながると批判されることになり、両者は厳しく対立するようになった。その結果、1794年3月、ロベスピエールは、エベールとその一派を外国人との通謀や不正があるとして告発し、ギロチンにかけて処刑した。