オレゴン
アメリカ北西部、ロッキー山脈西側一帯の地域。1818年、米英共同管理となったが、1846年に北緯49度以南がアメリカ領となり、現在のオレゴン州など北西部三州が生まれた。
アメリカの北西部、ロッキー山脈西側でコロンビア川流域の広大な土地はオレゴン地方と言われ、豊かな森林地帯であり、毛皮を求めてイギリス人とスペイン人が太平洋岸から進出してきた。ジェファソン大統領の時、ルイスとクラークの二人が陸路、北西部の探検に派遣され、1818年の米英協定で、共同領有とされた。1830年代には、ミズーリ州インディペンデンスからロッキー山脈を越えてオレゴンに達する「オレゴン街道」が開かれ、さらにこの地域へのアメリカ人の進出が多くなった。 → アメリカの領土拡大
1844年のアメリカ合衆国大統領選挙で民主党のポークは、テキサスの併合と共に、北西部でも北緯54度40分までを領土とすると主張して当選し、イギリスと交渉した。その結果、1846年に「オレゴン協定」が成立、国境は北緯49度の線(現在のアメリカとカナダの国境線)とすることで落ち着いた。この国境線より南に現在のワシントン州、オレゴン州、アイダホ州の北西部がつくられる。
1844年のアメリカ合衆国大統領選挙で民主党のポークは、テキサスの併合と共に、北西部でも北緯54度40分までを領土とすると主張して当選し、イギリスと交渉した。その結果、1846年に「オレゴン協定」が成立、国境は北緯49度の線(現在のアメリカとカナダの国境線)とすることで落ち着いた。この国境線より南に現在のワシントン州、オレゴン州、アイダホ州の北西部がつくられる。